皆さんは大物YouTuberについて一度は耳にしたことがあるだろう。
きっとこの記事を開いた人間は朧げながらもグレイ型宇宙人のようなフォルムを思い出したはずだ。ちなみに本記事で敬語は使わない。
いまさらsyamuさんの紹介か?と思うだろう。
では今のsyamuさんがYouTubeをやっていることを知っているだろうか。
登録者1.21万人(2/28当時)でひっそりと動画をあげる投稿者へとなったsyamuさん、私には動画に映る彼が以前よりもイキイキしているように感じてしまう。
そんなsyamuさんについて語りたいと思う。
syamu_gameの軌跡
syamuさんの詳しい歴史はニコニコ大百科を見てくれ。
https://dic.nicovideo.jp/t/a/syamu%20game
前情報として覚えておいて欲しいのは以下引用である。
『2014年、当時YouTubeではHIKAKINを始めとするYouTuberが台頭し、動画投稿で多額の収益を得る人々が現れると、Syamuはこれに影響を受けたのかオーバーグラスをかけた自身の顔を公開して商品レビューやフリートーク、カラオケやダンスなど様々なジャンルの動画投稿を行った。
するとそれらの動画では、自身を過大評価したり、無意識に視聴者に対して尊大な態度を取ったり、ヨーグルトを掬ったスプーンでブルーベリージャムの瓶からジャムを掬おうとして、その前にスプーンに付いたヨーグルトを舐め取ったりなど、異常な発言や行動が目立つようになった。結果、淫夢民の月影という人物に目をつけられ、「ホモと学ぶシリーズ」タグとしてニコニコ動画に転載されるようになると、徐々にニコ動民の間で話題になり2ちゃんねるのYouTube板でSyamuスレが立ち、その奇怪な姿や異様なトークから注目を集めていった。
さらに、ファン(特に女子)との交流を期待し、ファンを集めて宴会を開いたり映画館に入ったりという内容でオフ会の構想を立て始めた。ファンを名乗る者たちが賛同のコメントを寄せたこともあり、Syamuは最大で100人が集まると期待。ついに2014年平日8月11日12時、イオンモールりんくう泉南(通称・泉南イオン)でオフ会を開催したが、誰も来なかった。Syamuはなぜかこの様子を動画に収めて投稿したため、これがさらにニコ動で転載されると「オフ会0人」という文面の抜群のインパクトから後にTwitterで8月11日になるたびに何度もトレンド入りする程に延々と語り継がれるようになった。』
老子の言葉に「足るを知る」という言葉がある。簡単に言えば「何事に対しても満足できれば、幸せな気持ちで生きていける」ということだ。なんとなく私の言いたいことを察した人もいるだろうが、もう少し続けさせて欲しい。40分は話さないから安心してくれ。
ここでメキシコの漁師に関する逸話を紹介しよう。ここではあるブログを参照したい。
https://blog.tinect.jp/?p=63333
高須賀さんはメキシコの漁師を現代に当てはめてこう述べている。
『現代社会では多様性が、なんでこんなにも尊ばれているのだろうか、と。
本当に「多様性」は我々に幸福をもたらすのだろうか、と。
残念ながら逆だ。
前述したポール ドーランは「幸福になりたいのなら、自分を幸せにしてくれるものに多くの注意を払え」と指摘する。(中略)
気の合うパートナーと家庭を築き、人間関係が安定したリベラルな職場で働き、週末は共通の趣味を持つ友人と過ごす。
SNSをやってるのなら、不快な話題を垂れ流す人は全員ブロックすればいい。
不快な話題を垂れ流す人は、あなたを不快に着目させる悪者である。』
高須賀さんの「個人の幸福は閉じた世界にある」指摘とは、まさにsyamuさんの名言「アンチは嫉妬でアンチコメするからユーザーブロックしてコメント削除」の世界なのだ。まあ彼の場合は再生リストを作ったファンの厚意も無碍にしたわけだが。
つまりsyamuさんに才能があったどうか定かではないものの、大物YouTuberに必要な精神性が足りなかったということである。ヒカキンは語る。「批判的な意見にも目を向けて、今もそういう意見をしっかり見て危機感を持っていくっていうのがYouTuberとして大事では」とのことだ。貝塚勃起土竜の完敗である。
"YouTubeドリーム"を語るMBA所持者のビジネスマンに唆されたsyamuさんは、意気揚々とネットの海を航海(後悔)し始めるわけだ。何度も復活する中、自分がただのメキシコの漁師だと知ったsyamuさんは、自分でできる範囲の動画投稿を始めた。
だから今のsyamuさんは「海はいい」と語るのかもしれない。