こんばんは。年末年始で田舎に帰り、娯楽がないので暇しているガノンドロフです。
新年、あけましておめでとうございます。
今回は、社会資本についての話をしようと思います。
ここでの社会資本とは、環境による影響を強く受けているものを指します。
貧乏な家庭に生まれ育ったYさんと、有名な財閥に生まれたIさんを例にとってみましょう。
Yさんは、基本的に自炊暮らしで、たまに連れて行ってもらえる外食に興味津々です。
海外旅行は夢のまた夢、日々の暮らしは厳しいですが、家族で楽しく過ごしています。
Iさんは、政財界の有力者・著名人や芸術家に囲まれ、パーティーに辟易しながらも豪奢な日々を過ごしています。
海外は行きすぎて疲れてしまいました。今度は日本の田舎にでも行ってはしゃぎたいと考えています。
そんな彼女らが、一緒に美術館のレポーターのお仕事をした時のこと……
Y「なにかへんてこな絵がいっぱいだね!」
I「これはシュルレアリスムという芸術様式の一つね、ダリの『記憶の固執』なんてのが有名よ」
Y「すごーい!詳しいね!伊織ちゃん!」
こんな一幕、アイマスを知っている方ならすぐに考えられるでしょう。
この知識は勉強したものというよりも、Iさんの「バックグラウンドから自然と体得した知識」だと思います。
私の経験談だと、港区出身と世田谷区出身の2人が スペインとフランスの空の綺麗さ や ワインの種別 について語り合っていましたが、茨城県出身の女性と東京の奥多摩出身の私は黙っているしかありませんでした。だってしらないんだもん。
私の田舎では、当然そんな話出ません。皆の共通認識に絵画、酒、空?そんなものは無いです。
ちなみに、この話をしていた二人の親は医師と総合商社に務めるサラリーマンでした。
長くなりましたが、ここで定義する社会資本とは、知識として手に入れたのではなく、育っていたらいつのまにか身についていた教養全般を指します。
これを見るほぼ全ての人は上記の体験談を見て、「そんなん普通ねーよ」と思うかもしれませんが、私はたしかにそういった 社会資本のバケモノたち の集まりを目の当たりにしました。
生きる世界によっては、社会資本の必要性があるのです。それが皆の共通認識だから。
この社会資本、割と収入に比例する傾向があります。ただ、今日のインターネット社会はそうした構造社会を破壊する存在が現れているので、それについて考えていきたいと思います。その存在の最たるものは、YouTuberです。
【シバター監修MV】俺たち金持ちYouTuber/カルxピン(11thシングル)
出典;YouTube
この動画、ヒカルの動画で曲は結構好きなのですが、一度視聴するとわかる「成金感」。
これは「成金感」を狙っていることはわかった上で、私は社会資本の不足という要素を感じざるを得ませんでした。
毎日食べても、金余るのさ
(歌詞抜粋)
ここに有名なビンテージワインは出てきません。
車に関してもポルシェとベンツ。他ありません。
社会資本が無いせいで、お金の使い方がわからないのです。
私もそうですが、みんな「いま宝くじ当たったらどうする?」という問いにキチンと答えることはできないでしょう。
お金は、稼ぎ方もそうですが、使い方も相応に勉強しなければわからないのです。
これから、外面的・社会的ステータスを必要とされていく世の中で、社会資本を相応に身につけた社会人は少なくなっていくでしょう。
それでも、後天的にでもいいから、社会資本を得る努力をしていきたいものです(新年の一念発起も兼ねてね)。
この動画のようなみっともなさを晒すことになってしまいそうなので。